パーソナルカラー診断は意味ない?「結局おしゃれになれない」と後悔する原因と失敗しない活用術

パーソナルカラー診断意味ない

SIKI-SAIには、「一度パーソナルカラー診断を受けたことがある」という方の再診断も多くいらっしゃいます。

「診断は受けたのに活かせなかった」
「結果に違和感が残っている」
「もう一度、ちゃんと理解したい」

――そんな想いを抱えて来られる方ばかりです。

過去の診断を否定するのではなく、「なぜしっくりこなかったのか」を丁寧にひも解き、今の自分に合う形へ再構築していく。そうすることで、「やっと腑に落ちた」「これなら使える」と満足される方がとても多いです。

パーソナルカラー診断は占いではなく、本来は理論に基づいた実践的な技術です。

「意味ない」と感じてしまうのには、はっきりとした理由があります。

この記事では、その原因を丁寧に紐解きながら、診断を本当におしゃれにつなげるための正しい活用術を、プロの視点でお伝えします。

著者プロフィール 井上 未奈

Expert Insight

「知る」だけで終わらせない、実践的なパーソナルスタイリングを提案。120色の精密診断と、具体的なコーディネート見本を用いた「似合わせ術」により、幅広い世代の女性から厚い信頼を得ている。

色彩とファッションの両面から、お客様の「一生モノの美しさ」を伴走支援するスペシャリスト。

目次

「パーソナルカラー診断は意味ない」と感じる正体

パーソナルカラー診断意味ない1

一度受けたのに、正直あまり変わらなくて…やっぱり意味ないのかなって思っていました。

井上

そう感じる方は少なくありません。
でもそれは“診断が間違っていた”というより、“活かし方が分からなかった”だけかもしれません。

パーソナルカラー診断を受けたのに結局変わらない、あるいは受けるのを躊躇してしまうと感じてしまうのは、あなたの感覚が間違っているからではありません。

診断を受けたのにおしゃれが楽にならない、むしろ迷いが増えた——そんな違和感の裏には、いくつか共通する原因・落とし穴があります。

まずは、多くの人がつまずきやすいポイントを整理し、その正体を明らかにしていきましょう。

「タイプ」という箱に押し込められ、個性が消えた

「サマーだからパステルカラーが似合う」
「ウィンターだから暗い色しか着てはいけない」

そう思い込んでいませんか。

本来はおしゃれの可能性を広げるための診断が、特定のタイプ名に縛られることで、いつの間にか「着られる服を制限する枷(かせ)」のように感じられてしまうことがあります。

好きだった色や憧れていたスタイルを避けるようになり、無難だけれど自分らしさのない服ばかりが増えていく。

タイプという分かりやすい箱に押し込められることで、本来持っている個性や感性が置き去りになってしまうのです。

パーソナルカラーは人を分類するためのものではなく、その人らしさを引き出すための手段。

その本質が伝わらないとき、「意味ない」という違和感が生まれます。

診断結果と「なりたいイメージ」が乖離している

診断結果が“自分らしくない”気がして、受け入れられませんでした

井上

診断は理想を否定するものではありません。
どうすれば理想に近づけるかを考えるための材料なんです。

「クールでかっこいい女性に憧れているのに、診断結果はスプリング(可愛らしい・明るい)だった」というように、「自分の理想となりたいイメージ」と診断結果がぶつかると、戸惑いや抵抗感が生まれます。

理論としては理解できても、「これは私じゃない」という感覚が拭えず、診断結果そのものを拒絶したくなってしまう。

その結果、「パーソナルカラー診断は意味がない」と感じてしまうのです。

本来、診断はなりたい自分を否定するものではなく、どうすればそのイメージに近づけるかを考えるための土台になるべきもの。

色だけを切り取った診断では、イメージや雰囲気との橋渡しができず、結果として診断が活かされないまま終わってしまいます。

「色」だけに固執して、素材や形を無視している

「診断で似合う色を着ているはずなのに、なぜか垢抜けない」——そんな経験はありませんか。

その場合、原因は色そのものではなく、素材感やデザイン(骨格)、テイスト(顔)にあるかもしれません。

ツヤのある素材が得意
マットでハリのある質感の方が映える

こんな人もいます。

また、同じ色でもシルエットやディテールによって印象は大きく変わります。

全身をトータルで捉えず、「色が合っているから似合うはず」と考えてしまうと、ちぐはぐになってしまう場合があります。

パーソナルカラーはあくまで要素のひとつ。

素材・形・バランスまで含めて初めて、その人らしい洗練されたおしゃれにつながっていくのです。

自己診断や簡易診断による「誤診」への不信感

自己診断や短時間の簡易診断を何度も試した結果、「結局どれが正しいのか分からない」と感じていませんか。

ネットの無料診断やアプリは、その時の光の加減や画面の色味、自分の主観によって結果が大きく変わります。

「以前の結果と違う」
「何度やっても分からない」

といった体験を重ねるほど、診断そのものへの信頼が揺らいでいきます。

本来、パーソナルカラーは再現性のある理論に基づくものですが、条件が整わない環境では誤診が起こりやすいのも事実です。

こうした経験が積み重なることで、「どうせ当たらない」「意味がない」という不信感へとつながってしまうのです。

診断後の「具体的な服の選び方」を教わっていない

タイプは覚えているけど、結局売り場で迷ってしまって…

井上

そこまで落とし込めていないと、診断は“知識”で止まってしまいます。
本来は“判断軸”まで渡すのがプロの役目です。

「あなたは〇〇タイプです」と言われても、実際にユニクロやデパートの店頭でどの服を手に取ればいいのか分からない——そんな状態になっていませんか。

診断で聞いた理論は理解できても、具体的な色の選び方や組み合わせ、手持ちの服とのつなげ方まで教わらなければ、実生活では活かせません。

結果として、診断ノートはしまい込まれ、服選びは以前と変わらないまま。

理論だけで終わってしまい、日常に落とし込めていないことが、「意味ない」と感じる大きな原因になります。

本当に価値のある診断とは、店頭で迷った瞬間に役立つ具体的な判断軸まで渡してくれるものなのです。

なぜサロンによって診断結果が違うのか?プロが明かす技術的背景

パーソナルカラー診断意味ない2

前と違う結果が出ると、もう何を信じていいか分からなくなります。

井上

診断がブレるのには、ちゃんと理由があります。
感覚の問題ではなく、技術と環境の差なんです。

「A店ではスプリングだったのに、B店ではサマーと言われた」というケースは決して珍しくありません。

これが続くと、「結局どれが正しいの?」と診断そのものを疑いたくなってしまいます。

では、なぜサロンごとに結果の差が生まれるのでしょうか。

そこには感覚の違いではなく、診断環境や技術、考え方の違いといった、明確な技術的背景が存在します。

環境光による色の見え方の違い

色は光の反射です。

  • 自然光が入る部屋
  • オレンジがかった照明
  • 白いLED

診断する環境によって、顔に映る色の見え方は劇的に変わります。

例えば血色が良く見えた色も、照明が変わればくすんで見えることは珍しくありません。厳密な管理がされていない環境での診断は、結果がブレる大きな要因になります。

本来、パーソナルカラー診断は光の条件を整えた上で行うべき繊細な作業です。

環境光への配慮が不十分なままでは、理論通りに見えても再現性の低い診断になり、「サロンによって結果が違う」という事態を招いてしまうのです。

アナリストの「経験値」と「主眼」の差

同じ理論を学んでいるのに、そんなに違うんですか?

井上

見る“優先順位”が違うと、結論も変わります。
経験があるほど、全体を同時に見られるようになります。

パーソナルカラー診断は、同じ理論を学んでいても、アナリストの経験値や見る視点によって結果が左右されることがあります。

肌の明るさを重視するのか、血色感を重視するのか、あるいはフェイスラインの引き締まりを重視するのか。

アナリストが「どこを優先して『似合う』と定義するか」という主観によって、最終的な判断が分かれることがあります。

経験が浅い場合、分かりやすい変化だけを追ってしまい、全体のバランスを見落とすことも少なくありません。

経験値が高いアナリストほど、複数の要素を同時に捉え、その人にとって最も再現性の高い判断へと導くことができます。

こうした差が、サロンごとの診断結果の違いとして表れるのです。

ドレープ(布)の数と質の限界

パーソナルカラー診断の精度は、使用するドレープ(布)の数と質にも大きく左右されます。

数種類の布でざっくりと分類するだけでは、肌の微細な変化を見抜くことはできません。

同じ「赤」であっても、明るさや鮮やかさ、清濁の違いによって印象は大きく変わります。

その細かな差を見極めるには、相応の布の数と、それを正確に見分ける熟練の目が必要です。

ドレープの色数が少ないと、最も似合うポイントを飛ばして判断してしまい、「なんとなくこの辺り」という曖昧な結果になりがちです。

結果としてサロンごとに診断がブレ、「意味ない」と感じる原因につながってしまいます。

診断を「意味あるもの」に変えるアプローチ

じゃあ、どうすれば“意味ある診断”になりますか?

井上

タイプ名で終わらせないことです。
“色の条件”まで理解することが鍵になります。

パーソナルカラー診断が「意味ない」と感じられてしまう背景には、診断の受け方や活かし方に共通する落とし穴があります。

SIKI-SAIでは、お客様に「意味なかった」と後悔させないために、以下のポイントを徹底しています。

「タイプ名」よりも「色の4属性」を理解する

「イエベ・ブルベ」はあくまで要素の一つに過ぎません。大切なのは、色が人に与える影響を構成する4つの属性のうち、どれが自分に最も強く作用するのかを知ることです。

  • 色相(イエローベースか、ブルーベースか)
  • 明度(明るい色が得意か、暗い色が得意か)
  • 彩度(鮮やかな色が得意か、穏やかな色が得意か)
  • 清濁(クリアな色が得意か、くすんだ色が得意か)

この優先順位が分かると、「このタイプだから着られない」という発想から解放され、色選びに明確な軸が生まれます。

タイプ名に縛られるのではなく、数ある色の中から自分に調和する条件を見極め、自由に選び取れるようになる。

それが、診断を「意味あるもの」に変える大きな鍵です。

「苦手な色」を「着こなす技術」をセットで学ぶ

好きな色が苦手だったら、諦めるしかないですか?

井上

いいえ。
どう使えば調和するかを知れば、選択肢は広がります。

診断の目的は、苦手な色を排除することではありません。

むしろ大切なのは、「どう使えば似合うのか」を知ることです。

好きな色が苦手な属性だった場合でも、顔から離してボトムスや小物で取り入れる、得意な色と組み合わせて分量を調整するなど、具体的なリカバリー術があります。

こうした“着こなしの工夫”をセットで学ぶことで、選択肢を狭めることなく、自分らしいおしゃれを楽しめるようになります。

SIKI-SAIでは、診断結果を制限ではなく自由につなげるための技術として、「苦手な色」との上手な付き合い方まで丁寧にお伝えしています。

ライフスタイルに馴染む「現実的なスタイリング」

どれほど理論的に正しい診断でも、日常に落とし込めなければ意味がありません。

SIKI-SAIでは、お客様が普段どこで買い物をし、どんな場面で、どんな服を着たいのかを丁寧に伺います。

通勤、子育て、休日、年齢やライフステージの変化まで踏まえた上で、無理なく取り入れられるスタイリングをご提案。

机上の空論ではなく、明日からの服選びが楽しくなることを大切にし、お一人おひとりの生活に自然に馴染むアドバイスを重視しています。

もう後悔しない。価値ある診断を受けるためのチェックリスト

パーソナルカラー診断意味ない4

次に診断を受けるなら、どこを見ればいいですか?

井上

“なぜそう言えるのか”を説明してくれるサロンかどうか。
そこが一番大切です。

後悔しないためには、「どこで受けるか」を見極めることが何より大切です。

診断を検討中の方は、そのサロンが以下の条件を満たしているか、ぜひ確認してみてください。

  • 「なぜその結果になったのか」を、色の属性(色相・明度・彩度・清濁)を用いて論理的に説明してくれるか?
  • 100枚以上のドレープを使用して、微妙な差まで比較しながらじっくり時間をかけて分析してくれるか?(30分程度の簡易診断ではないか?)
  • 診断後に、店頭で迷わず選べるようになるための具体的な色選び・配色・取り入れ方のアドバイスが含まれているか?
  • 照明・鏡・背景など、診断の精度を左右する診断環境がパーソナルカラー診断に適した状態に整えられているか?

この4つを満たすサロンは、結果が「当たった気がする」で終わらず、日常で使える“判断軸”として残してくれます。

パーソナルカラーは「正解」ではなく「選択肢」を増やすためのツール

パーソナルカラー診断意味ない5

パーソナルカラー診断は、「この色しか着てはいけない」という正解を押し付けるものではありません。本来は、自分に似合う条件を知り、選択肢を増やすためのツールです。

診断によって迷いが減り、好きなものを自信を持って選べるようになることこそが本当の価値。

もし「意味ない」と感じた経験があるなら、それはあなたが悪いのではなく、診断の使い方が合っていなかっただけかもしれません。

正しい視点と活かし方を知ることで、パーソナルカラーはおしゃれを縛るものから、自由に楽しむための心強い味方へと変わります。

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