パーソナルカラー診断サロンの選び方|失敗しない7つのチェックポイントと料金相場

パーソナルカラー診断サロンの選び方で、最も大切だと考えているのは「タイプ数」ではありません。

4シーズンか、16タイプか。
価格が安いか、高いか。

それよりも重要なのは、どんな“視点”で色を見ているサロンかどうかです。

診断は、その日だけの体験ではなく、これからの服選びやメイクに長く影響します。だからこそ私は、「分析の深さ」で選ぶことをおすすめしています。

著者プロフィール 井上 未奈

Expert Insight

「知る」だけで終わらせない、実践的なパーソナルスタイリングを提案。120色の精密診断と、具体的なコーディネート見本を用いた「似合わせ術」により、幅広い世代の女性から厚い信頼を得ている。

色彩とファッションの両面から、お客様の「一生モノの美しさ」を伴走支援するスペシャリスト。

目次

パーソナルカラー診断サロンは「分析の視点」で選ぶのが正解

サロンを探し始めると、どうしても目に入るのは「料金」と「タイプ数」です。
ですが、実際に診断を重ねてきた立場からお伝えすると、本当に差が出るのはそこではありません。

大切なのは、色をどのような観点で見ているかです。

タイプ数よりも重要なのは“どこを見ているか”

サロンを選ぶ時、4シーズンと16タイプ、どちらを選べば正解なんですか?

井上

正解は“タイプ名”ではありません。
どこまで分析してくれるサロンなのか、それが一番大切なんです。

4シーズン診断も、16タイプ診断も、本来見ている要素は同じです。

色には主に、

  • 色相(黄み・青み)
  • 明度(明るさ)
  • 彩度(鮮やかさ)
  • 清濁(クリアかくすみか)

という4つの観点があります。

分類名が細かいかどうかは方法の違いであって、分析の視点そのものが増えるわけではありません。

実際には、タイプ名を決めることに集中しすぎてしまい、「なぜ似合うのか」まで十分に説明されないケースもあります。

私は、何タイプかよりも、その色がなぜ調和するのかを、明度や彩度の変化とともに説明できるかどうかのほうが大切だと考えています。

似合う色の「幅」まで見ているサロンかどうか

“幅を見る”ってどういうことですか?

井上

イエベ・ブルベで決めきらず、どこまで許容できるかを見ることです。

もうひとつ、私が診断で重視しているのが“幅”です。

人は、単純にイエベ・ブルベのどちらかに完全に分かれるものではありません。
実際には、次のような傾向が見られます。

  • イエベ寄りだが、やや青みも許容できる
  • 明るさは得意だが、くすみが強いと負ける
  • 暗色でもクリアであれば似合う

この「許容範囲」を見極めることで、似合う色の軸がより現実的になります。

タイプ名だけを伝えられると、「この色はNG」と思い込んでしまうことがあります。しかし幅が分かると、流行色や手持ちの服とも柔軟に向き合えるようになります。

パーソナルカラー診断サロンの選び方で本当に大切なのは、
あなたをどこかの枠に当てはめることではなく、その人らしい色の軸と幅まで示してくれるかどうかです。

ここを基準にすると、サロン選びの迷いは自然と整理されていきます。

4シーズンと16タイプの違いを正しく理解する

サロンを探していると、「4シーズン診断」と「16タイプ診断」という言葉をよく目にします。

タイプ数が多いほうが、より細かく、より正確なのではないか。
そう感じる方もいらっしゃるかもしれません。

ですが実際には、ここに大きな優劣があるわけではありません。
違いは、分類の仕方にあります。

見る観点は同じ(色相・明度・彩度・清濁)

どの診断方法であっても、本質的に見ているのは、色相・明度・彩度・清濁という4つの要素です。

黄みか青みか。
どのくらいの明るさが合うのか。
鮮やかさは強いほうがいいのか、穏やかなほうがいいのか。
くすみはどこまで許容できるのか。

こうした観点を比較しながら、顔映りの変化を丁寧に確認していきます。

16タイプであっても、4シーズンであっても、見ている要素そのものが増えるわけではありません。診断名よりも大切なのは、これらをどこまで段階的に検証しているかです。

私は、タイプ名よりもこの「比較の工程」にこそ、診断の質が表れると考えています。

分類名の細かさと分析の深さは別問題

16タイプ診断は、4シーズンをさらに細かく整理したものです。その分、名称は増えます。

けれど、名称が増えたからといって、自動的に分析が深くなるわけではありません。

じゃあ、4シーズンでも十分なんですか?

井上

観点を丁寧に見ていれば、十分に活用できます。

逆に、4シーズンであっても、色相・明度・彩度・清濁を丁寧に比較し、その人の傾向を立体的に捉えていけば、十分に実用的な診断は可能です。

大切なのは、分類名の数ではなく、

どの順番で比較しているのか。
どの段階まで検証しているのか。
なぜその色が似合うのかを説明できるのか。

この「中身」の部分です。

診断方法の名前だけで判断してしまうと、本質を見落としてしまうことがあります。

イエベ・ブルベに収まらない“ニュートラル”という考え方

実際の診断では、「どちらかに完全に分かれる」方ばかりではありません。

イエベ寄りだけれど、青みもある程度調和する。
ブルベ傾向だけれど、黄みをすべて避ける必要はない。

そういった“中間的な傾向”を持つ方も多くいらっしゃいます。

このニュアンスをどう扱うかで、診断の実用性は大きく変わります。

単にタイプ名を決めるだけでは、その人の許容範囲までは見えません。
けれど、色の4属性を立体的に見ていくと、「どこまでなら似合うのか」という幅が見えてきます。

私は、この“幅”を整理することこそが、診断の本当の価値だと思っています。

タイプ名を知ることよりも、自分の色の軸と、その広がりを理解すること。
それができるサロンを選ぶことが、後悔しない選び方につながります。

失敗しないためのパーソナルカラー診断サロン7つのチェックポイント

チェックポイントが多くて迷いそうです…

井上

全部完璧でなくても大丈夫です。
“分析を大切にしている姿勢”があるかを見てください。

ここまでお読みいただいた方は、
「タイプ数だけで選ばない」という視点はお持ちになったと思います。

では実際に、サロンを比較するときに何を見ればよいのでしょうか。

私が考えるチェックポイントを、具体的にお伝えします。

① 理論で説明できるか(色相・明度・彩度・清濁)

診断中に、「なんとなくこちらのほうが似合いますね」と言われた経験はありませんか。

もちろん直感も大切ですが、診断の質を分けるのは“説明できるかどうか”です。

なぜその色で肌が明るく見えるのか。
なぜ別の色では影が強くなるのか。

色相・明度・彩度・清濁のどの要素が影響しているのかを言語化できるサロンは、分析が整理されています。

診断結果を持ち帰ってから活かせるかどうかは、この「説明の質」にかかっています。

② 診断時間は90分前後あるか

チェックポイントが多くて迷いそうです…

井上

比較には時間が必要です。
急いだ診断ほど、後から揺らぎます。

色の比較は、一瞬では終わりません。

ベースカラーの確認から始まり、明度・彩度・清濁を段階的に見ていき、最終的にベストカラーを絞り込みます。

その工程を丁寧に行うには、一定の時間が必要です。

目安として確認していただきたいのは、

  • 診断時間が90分前後あるか
  • ベストカラー選定まで行っているか
  • 途中経過を説明しながら進めているか

価格が安い場合、時間が短く設定されているケースもあります。料金を見るときは、時間とのバランスもあわせて確認することが大切です。

③ ドレープは十分な色数で比較しているか

似ている色の微妙な違いこそ、診断では重要になります。

たとえば、同じピンクでも、ほんの少し明るさが違うだけで印象は変わります。
くすみが少し入るだけで、顔色が沈むこともあります。

ドレープの色数が少ないと、こうした差を比較することが難しくなります。

「だいたいこのあたり」という判断になっていないか。
段階的に色を入れ替えて比較しているか。

色数は、分析の解像度を測るひとつの目安になります。

④ 1st・2ndまで見て優先順位を整理しているか

2ndまで見る意味ってありますか?

井上

売り場で“完璧な色”は少ないです。
優先順位があると迷いません。

実際の服選びでは、「ぴったりそのタイプの色」だけが並んでいるわけではありません。

だからこそ、1stシーズンだけでなく、2ndの傾向まで見ておくことが実用性につながります。

確認したいのは、

  • 最も得意な方向性(1st)だけで終わっていないか
  • 条件付きで使える色の傾向まで説明があるか
  • 色の“優先順位”が整理されているか

この優先順位が分かると、売り場で迷いにくくなります。

⑤ タイプ名で終わらず具体的提案があるか

「あなたは〇〇タイプです」で終わってしまう診断は、残念ながら少なくありません。

本当に知りたいのは、その先のはずです。

どんなトップスを選べばいいのか。
どんなリップなら顔色が良く見えるのか。
苦手な色を使うなら、どこに取り入れればいいのか。

日常に落とし込める提案があるかどうかが、満足度を左右します。

診断は“分類”ではなく、“使い方”まで含めて完成します。

⑥ 照明環境・ノーメイク条件が整っているか

色は、光の影響を大きく受けます。

照明が強すぎたり、色味が偏っていたりすると、本来の肌の反応が分かりにくくなります。

また、濃いメイクやカラコンの影響も無視できません。

チェックしておきたいのは、

  • 自然光に近い照明を使用しているか
  • ノーメイク、もしくはベースメイクのみで行うか
  • 顔全体を正面から確認できる環境か

診断の精度は、環境づくりから始まっています。

⑦ 診断後のフォロー体制があるか

診断当日は理解できても、いざ買い物に行くと迷うことがあります。

そのときに相談できる環境があるかどうかは、安心感につながります。

LINEやメールでの質問対応、ショッピング同行、クローゼット診断など、診断後のサポートがあるかを確認してみてください。

パーソナルカラー診断は一日の体験ですが、似合う色との付き合いは長く続きます。

その先まで見ているサロンかどうかが、大きな違いになります。

タイプを知るだけでは足りないんですね。

井上

はい。
“どう使うか”までが診断なんです。

パーソナルカラー診断サロンの料金相場と本当の見方

パーソナルカラー診断の料金は、数千円台から3万円前後まで幅があります。

価格差があると、「高いほうが良いのか」「安くても大丈夫なのか」と迷われる方も多いでしょう。

ですが私は、価格そのものよりも、“その金額に何が含まれているか”を見ることが大切だと考えています。

価格差は「時間」と「分析工程」の差

高いサロンのほうが安心なんでしょうか?

井上

価格よりも、“何に時間をかけているか”を見てください。

一般的な相場は、おおよそ1万円〜2万5千円前後です。
イベント型の簡易診断では、5千円台のものも見られます。

この差はどこから生まれるのでしょうか。

多くの場合、違いは「診断時間」と「比較の工程」にあります。

  • 診断時間はどのくらい確保されているか
  • 明度や彩度を段階的に比較しているか
  • ベストカラー選定まで行っているか

時間が短ければ、それだけ比較できる色も限られます。
逆に、90分前後しっかり時間を取り、工程を踏んでいる場合は、その分価格も適正に設定されていることが多いです。

価格を見るときは、「時間単価」という視点も持つと、内容とのバランスが見えてきます。

安さに惹かれる前に確認すべきポイント

安いのはやっぱりダメですか?

井上

ダメではありません。
ただ“なぜ安いのか”は確認してほしいですね。

もちろん、価格を抑える努力をしているサロンもあります。
安いから悪い、ということではありません。

ただし、相場よりも極端に安い場合には、いくつか確認しておきたい点があります。

診断時間はどのくらいか。
色の比較は十分に行われるか。
タイプ名だけで終わらないか。

価格の数字だけを見るのではなく、「どこが簡略化されている可能性があるのか」を冷静に確認することが大切です。

診断は一度受ければ終わりではありません。
その後の服選びやメイクに影響するからこそ、内容と価格のバランスを見極めたいところです。

ペア診断を選ぶときの考え方

最近は、友人やご家族と一緒に受けられるペア診断も増えています。

比較しながら診断を受けられるため、色の変化が分かりやすいというメリットがあります。
「一緒に体験したい」という気持ちも、自然なものです。

選ぶ際に確認しておきたいのは、

  • 一人あたりの診断時間が十分に確保されているか
  • 価格設定が時間に見合っているか
  • 個別の分析がきちんと行われるか

人数が増えると、時間が分割されるケースもあります。
その場合、一人あたりの比較が浅くなる可能性もあります。

ペア診断そのものが良い・悪いではなく、
“時間と工程が保たれているか”が判断基準になります。

価格と同じく、ここでも大切なのは中身です。

診断後に差がつくサロンとは?“似合わせ力”があるかどうか

パーソナルカラー診断は、「似合う色を知ること」がゴールではありません。

本当に大切なのは、その結果を日常に活かせるかどうかです。

診断当日は納得していても、いざ買い物に行くと迷ってしまう。
クローゼットを開けると、「結局いつも同じ服を選んでいる」と感じる。

この差は、診断後の“似合わせ力”にあります。

苦手色をどう扱うかで実力が分かる

似合わない色は全部避けたほうがいいですか?

井上

避けるのではなく、どう使うかを考えます。

診断で「この色は苦手です」と言われると、
その色を完全に避けなければいけないと思ってしまう方もいます。

ですが、色にはグラデーションがあります。

明るさを変えれば使える場合もありますし、顔まわりから離せば問題ないこともあります。

本当に実用的な診断は、「排除」ではなく「調整」を教えてくれます。

  • 顔から離せば使える色
  • 素材を変えれば調和する色
  • 得意色と組み合わせれば活かせる色

こうした“扱い方”まで伝えられるかどうかで、診断の満足度は大きく変わります。

私は、似合わない色を減らすことよりも、似合わせられる選択肢を増やすことのほうが大切だと考えています。

ショッピング同行で“自分で選べる力”を身につける

診断結果を理解していても、実際の売り場では迷うことがあります。

流行色が目に入る。
店員さんのおすすめに揺れる。
「本当にこれで合っているのか」と不安になる。

ショッピング同行は、単に服を選ぶサービスではありません。
その場で理由を確認しながら選ぶことで、「なぜ似合うのか」を体感として身につける時間です。

似合う色の条件を、自分の言葉で説明できるようになると、買い物はぐっと楽になります。

診断の価値は、「教えてもらうこと」ではなく、自分で判断できるようになることにあると、私は思っています。

クローゼット診断で色を日常に落とし込む

「診断を受けたら、全部買い替えないといけませんか?」

よくいただく質問ですが、答えは「いいえ」です。すでにお持ちの服の中にも、活かせるものは必ずあります。

クローゼット診断では、

  • 顔まわりに持ってくれば似合う服
  • ボトムスとして使える色
  • 小物でバランスを取れるアイテム

を一緒に整理していきます。

似合わないと感じていた服も、使い方が分かれば印象は変わります。

診断後に差がつくサロンとは、「タイプ名を伝える場所」ではなく、色を生活の中で扱えるようにする場所です。

似合う色を知ること。そして、その色を使いこなせるようになること。

その両方を支えてくれるかどうかが、サロン選びの最後のポイントになります.

後悔しないパーソナルカラー診断サロンの選び方は「分析の深さ」で決める

最後に一番大事なことは何ですか?

井上

タイプ名ではなく、“あなたをどう見ているか”。
そこに真剣なサロンを選んでください。

パーソナルカラー診断サロンを選ぶとき、どうしても目に入りやすいのは「タイプ数」や「価格」です。

ですが、ここまでお読みいただいた方は、もうお気づきかもしれません。

本当に大切なのは、何タイプかではなく、どれだけ丁寧に色を分析しているかという点です。

色相・明度・彩度・清濁という観点をどこまで比較しているか。
あなたの“幅”まで見ているか。
診断結果を日常に落とし込める形で伝えているか。

これらがそろってはじめて、診断は実用的なものになります。

タイプ名は、あくまで整理のための言葉です。
それよりも、自分にとっての色の軸を理解し、どう扱うかまで分かることのほうが、これから先の服選びやメイクに大きく影響します。

焦って決める必要はありません。

価格や名称だけで判断するのではなく、「ここなら任せられる」と思える分析の姿勢があるかどうかを基準に選んでみてください。

その視点を持つだけで、サロン選びの迷いは、きっと整理されていきます。

そしてもし、似合う色を知るだけでなく、使いこなせるようになりたいと感じられたときは、いつでもご相談ください。

診断は、あなたをどこかの枠に当てはめるためのものではなく、あなた自身の魅力を理解するための時間だと、私は考えています。

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